竹富島にうかがってきました_2015年11月

Posted by on 12月 1, 2015 in 出張

沖縄県竹富島にうかがってきました。私がフィールドとしている岐阜県白川村と同様、国の伝統的建造物群保存地区として選定された集落景観を求めて、多くの観光客が訪れる島です。そういえば今回、なごみの塔(集落景観が見渡せる)にのぼってないな…

今回、4回目にしてはじめて水牛車に乗りました。

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水牛の速度で巡る集落。そしてみんなで唄う安里屋ユンタ。この有名な安里屋ユンタに登場する、役人に見初められたクヤマの生家は竹富島にあるのです。

びっくりしたのは、水牛がもよおすタイミングを見逃さず、サッと、案内の方がバケツを水牛のお尻に差し出すこと。そんな驚きも含めた初体験でした。

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こちらは、バギナ屋と呼ばれる茅葺の民家。竹富島はもともと茅葺だったのです。

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そして、おばあによる「素足のツアー」にもはじめて体験しました。素敵な方。芭蕉布の説明をしてくださってます。

それ以外にも、これはかつての見張りの場所。この延長線上に桟橋があったそうです。

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これはお墓。女性の下腹部を表した亀甲墓(きっこうばか)という形式のもの。文化人類学と宗教学が専門の前職の同僚たちが、ビビッときたのか、あっという間にフィールドワークモードに切り替わる(笑)ところを垣間見る。

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今回の出張の目的は、竹富島における景観マネジメントの現状を把握することでしたが、各種会合にオブザーバーとして参加させていただくだけでなく、実際に集落を巡りながら伝建群の修理や修景の考え方を確認する場もありました。

みなさん、とても熱心。竹富島への愛で溢れている。

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そして、みんなが持参する竹富島のガイドライン。

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このように、役に立つ研究、そして計画策定を行うことが、どれだけ難しいことか… 私の竹富島研究は始まったばかりです。