ガラパゴスに行ってきました 2
プエルトアヨラで2泊しつつ、日帰りでサウス・プラザ島に。ここには人が住んでいないので、小さな桟橋しかなく、アシカがお出迎え。前回の視察記録で書いているように、基本的に、人が住むことを許されているエリアを設定して貴重な動植物を保護しているため、動物達は人間が近づいてもなんのその。動物達が生きている中にお邪魔する感じ。
このようなどこにも似ていない景色、見たことがない景色の中に…
固有種のイグアナや、
溶岩トカゲ、
大のお気に入りとなったアオアシカツオドリ(アシが水色なのです)、
羽を休めるグンカンドリ、そして
シャチまで! 見ることができました。これにはガイドさんも含めてみんなびっくり。
こういったVisiting Point(観光客が訪れて良い場所)では、脱線して歩くことはできません。Visiting Pointでは、このような看板があり、できること/できないことがわかりやすくサインで表示されてます。看板自体もすべて木製のため、色が褪せていたりはするものの、それも含めて素朴な素敵さがある。
きちんと歩く場所が決められていて、道から逸れることはできません。入ったらいけない場所にはさりげなくStopの文字が。
こんな可愛らしいサインもあります。産卵の場所なのね。
次はイザベラ島に滞在。イサベラ島は天国のような島でしたが、2時間半の地獄のスピードボートが難点。ガンガン揺れて、ガンガン跳ねる(笑)。あれはあれで今となってはいい経験でしたが、倒れる人続出で地獄絵図。私も船内を移動中に完全に体が浮き上がり、危うくぶっ飛ぶところでした。ひたすら寝て耐える。ようやくたどり着いたら…
アシカがお出迎え。普通にベンチで寝てます。イサベラ島でも自然探索ツアーに。
ペンギンに会えたり、
海イグアナがごろごろいます。
とある展望台からはこのような景色が。
まとめていると、ツアーばかりに出かけているようですが、ゾウガメの繁殖センター、公園局のオフィス、ダーウィン研究所など各種自然遺産保護の関係部局にてヒアリングなども。スペイン語が堪能な、日本ガラパゴスの会の事務局長である奥野さん、そして北大の石黒先生に感謝。写真は掲載しませんが、皆、島を愛し、誇りを持っているように感じました。
ダーウィン研究所にて、動物の剥製を用いて説明してくださった職員の方。
公園局の方のユニフォーム。ガラパゴスのワッペンが。
学校の子供たち。無邪気!
そして高校生レストランでもてなしてくれた生徒さん。笑顔が素敵。こんな高校生が…
こんな本格的な料理を提供してくれます。慣れていないところもあるようですが、それも微笑ましく。
ガラパゴスの保存管理は決して綺麗ごとではなく、様々な苦難を経て今があります。そのまま文化遺産の保存管理に適用できるわけではないけれども、もっと工夫ができることがたくさんあると実感。お世話になったアートツアーの波形さん、日本ガラパゴスの会の奥野さん、そして企画してくださった真板先生、ありがとうございました。