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フィジー共和国の旧首都であるレブカという港町は、2013年に世界文化遺産として登録されました。Levuka Heritage Comitteeという住民組織が中心となって、1970年代から保存活動が行われてきましたが、フィジー初の世界遺産であることと、写真のような町並みの保全の経験が乏しいこともあり、北海道大学観光学高等研究センターがJICAと協力し、「草の根技術協力」という枠組みで世界遺産のマネジメントを支援しています。

私はその中でも、景観をどのようにマネジメントしていくべきなのか、調査・検討しています。具体的には、世界遺産を有する岐阜県白川村で展開されている伝統的建造物群の保存の仕組みや、白川村に蓄積された20年の世界遺産マネジメントの経験を参考にし、修景基準を含む、景観保全のためのマニュアルの作成を試みています。